こうして、高3の6月に帰国。当然ながらこの時期は、みんな進学に向き合っている時期です。
私は日本の大学に行くなら、最低2流と称される大学で、しかも自分の興味のある学部に行きたいと思っていました。
だけど、まだ受験に集中できず、勉強する気分にはなれません。勉強が嫌いでしかたなかったのです。
でもいい加減、受験から逃げるわけにもいかないので、こんな気持ちの中、とりあえず私は学校、学部調べを徹底的に行いました。こうすればある程度、自分のしたいこと、行きたい学校が明確になり受験する気になると思ったのです。学校調べで、私が気にした点は以下のとおりです。
@ 現役合格できる可能性がゼロではない学校。
A 英語教育に力を入れており、第二ヶ国語にスペイン語、または他のヨーロッパ言語を学べる学校。
B 講義中心よりも、ゼミなど自分で動き考える授業が中心な学部。
C 世間で称される2流以上の大学。
D 社会科学、国際関係、政治、などが学べる学部。
E 将来したいことが明確ではないので、様々なこと学べ、また多角的に学べる学部
まず@ですが、これは結構重要だと思います。これがゼロだと人間、やる気がおきない。だから私は国立に行きたかったのですが、勉強嫌いな自分には、教科数が多いため無理と判断し私立にきめました。
AとDは個人的な興味。Bは、単に授業が嫌いで好きなことは死ぬほど続けられる高校時代の自分を思い、私は人の話を聞くことより自主的にやりたかったからです。Cは人(進学校に通っている人たち)にもう馬鹿にされたくなかったのと、将来を考えたら、社会的評価を無視できなかったというのが本音です。
Eは、私は自分の好きなこと、したいことがたくさんありすぎ、いったい何を専門にしていくかは決められなかったのです。だいたい、明日の昼ごはんに何を食べるかわからない自分が、自分の将来を決めれるわけもなく、若干17歳で、一生を決めるには自分は無知でありすぎると思ったのです。
わかることは、世界にでて人のためになることをしたいという呆然としたもので、医学部とか法学部とか将来の方向性を決めるよりもっと多角的に学び、これからどうするか、大学でゆっくり考えたかったのです。
こうした観点から見つかったのが、早稲田大学・国際教養学部・社会科学学部、慶応大学・SFC、中央大学・総合政策学部、青学・国際政治経済学部でした。これらは俗に言う難関で、ここに行くにはそれなりの勉強を覚悟するしかありませんでした。
けど、調べるうちに私は、高校とは違う自由に学べる大学にかなりの期待をもち始めていました。また、難関に受かればみんなを見返せる、これが勉強を始める最終的な決め手となりました。
今思うと、この学校の選択は受験勉強をするより大事かもしれません。よく言われることですが、何事も目標とやる気がなくては始まりません。受験を終えて思うことは、受験に大事なことの一つ目として、最終的な目的を決めるということです。
これを立てることで、日々かなえる小さな目標が見え、それを達成することで合格につながると私は思います。また、目標の持続はやる気の持続でもあります。どんな目標でもかまいません。
私みたいに、日本の高校に1年いなくても大学にいけるということを証明し、みんなを見返し、そして大学で人生をゆっくり考えたい、というのもあれば、有名大学に行って女の子にもてたい、エリートになりたい。
何でも良いと思います。とにかく、受かりたいなら受かるために、自分を奮い立たす大きな目的を持つべきです。私が、合格したのはここで自分にあった学校選択ができたからだと思っています。
ここで自分の将来に希望がわき、受験勉強の意義を受かることではなく、受かったらこれから楽しそうと思えたからです。そうすると、今まで嫌だった勉強も大学に入る手段と思え、不思議と苦じゃなくなってきたのです。
そうして、だんだん受かるために勉強の仕方を考えることが、スポーツをして勝つための作戦を考えるのと同じで楽しくなってきました。